がけっぷち30代未婚無職の教員採用試験

30代未婚無職が2017年実施の教員採用試験に挑むブログ

フル演技は駄目

協同出版の面接本(○○県の論作文・面接過去問)に以下のような記述があります。

みなさんはこの記述についてどう思いますか?




『面接試験などの場であがってしまうという人もいるかもしれない。そういう人は、素の自分を出すということに慣れていないという場合が多く、「変なことを言って悪い印象を与えたらどうしよう」という不安で心配になっていることが多い。そういう人は、面接の場では「活発で積極的な自分を演じる」と割り切ってしまうのも1つの手ではないだろうか。自分は演じているんだという意識を持つことで、「自分を出す」ということの不安から逃れられる。また、そういうことを何度も経験していくことで、無理に演技しているという意識を持たなくても、積極的な態度をとれるようになってくるのである。』



賛否両論あると思います。

かつての私は、完全に賛成でした。

コミュ障の私はこの記述を読んで、「そうか、にこにこ・はきはき・熱意的な自分を演じればよいのか! コミュ障の私なんて見られたくないしな!」
と思って、活発で積極的な自分を演じて面接に臨みました。

しかし結果はご覧のありさまです。


面接において、演技や嘘自体は、悪いことではないし、ほぼ必須だと思います。

たとえば、

「あなたは友人からどんな人だと言われますか?」という質問に対して

私がまったく演技や嘘をしないで答えた場合。

「友人がほとんどいないので、どんな人だと言われたことも一回もありません。」

という答えになってしまいますがw、これではまず社交性や協調性の面で採用されないでしょう。

やはり、面接の場では、嘘でも友人が居ることにした方がベターです。


しかし、面接の全てを演技してしまうと、志望動機などコアな部分までもが全て嘘臭くなり、面接官は不審に思います。

私の想いや私が歩んできた人生を、

ポジティブに、

自分の本音で、

相手に伝わるように簡潔に話す。

面接官の心を打つには、演技だけではなく本音を話すことが、必須の行為です。


冒頭の面接本に対し、今の私ならどちらかといえば反対です。そして、こう答えます。

『演技は確かに必要だが、フル演技は駄目。』